注文住宅の家を建てるとき、ハウスメーカーよりも小回りが利く工務店の方が良いのではないか、地元で数多くの注文住宅の家やリフォーム・リノベーションなどの実績を持つ工務店なので信頼できそう、このように考える人も多いといえます。日本の住宅の大半は工務店が家を建てているといわれていますし、ハウスメーカーの下請け会社が小さな工務店の場合もあるなど、実績の数は多めです。ただ、小さな会社などの理由から経営状態に不安を感じてしまう人も多いのではないでしょうか。住宅の完成前に、建築を請け負っていた会社が倒産して工事の継続が不可能になったとき、住宅完成保証制度に加入している会社なら、保証会社が支払った前払い代金や工事を継続する際に生じる差額の負担を行い、工事の完成を支援して貰えるので安心です。
ただ、この住宅完成保証制度は保証会社が、優良な建築会社と認めて登録が行われた工務店だけが利用できる保証制度になることからも、依頼先を決める前にこのような制度に加入しているのか否かの確認が大切です。ちなみに、住宅完成保証制度は最初に認可を得て登録すれば終わりではありません。登録した後も毎年決算内容の確認を行い経営状況のチェックが行われるのが特徴です。そのため、登録が行われている建築会社は経営状態が安定している証にもなるものなので注文住宅の家を建てるときへの安心に繋がります。
また、保証対象の住宅の工事は各種損害保険の加入義務があるので、施主の財産となる建築物の安全・安心・信頼などの保証を得ることも可能です。